スナックで気づいた「幸せは探すものではなく、感じるもの」
📘 この記事で分かること
- スナックという日常の中にある「幸せの形」
- 幸せを“探す”のではなく“感じる”ための視点
- ママが語る「今を味わう力」の大切さ
スナックのカウンターで飲むウイスキーの氷が、静かにカランと鳴る――。
そんな何気ない瞬間に、「あぁ、これが幸せかもしれない」と思うことがあります。
けれど、私たちは日々“もっと上”を目指して、いつの間にか幸せを探す旅に出てしまう。
営業の現場でも、人生でも、「まだ足りない」と思ってしまうのです。
しかし、25年間スナックに通う中で、私は気づきました。
幸せはどこかに“ある”ものではなく、今この瞬間に“感じる”ものだということを。
スナックには“探さない幸せ”がある
スナックの常連たちは、決してお金持ちでも、社会的に成功している人ばかりでもありません。
それでも皆、自然と笑顔で過ごしている。
「おつかれさま」「今日は顔見せに来たよ」――その一言だけで店の空気が温まる。
彼らは“特別なこと”を求めてスナックに来ているのではなく、
“いつもの場所で、いつもの人と過ごす時間”を楽しんでいるのです。
そこに「幸せを探す」という意識はありません。
ただ、“今ここ”を味わっているだけ。
ママが教えてくれた「幸せを感じる力」
ある夜、ママがこんなことを言いました。
「幸せってね、誰かがくれるものじゃなくて、自分で気づくものよ」
その言葉を聞いたとき、私は営業マンとしての自分を重ねました。
契約が取れた瞬間、昇進した瞬間だけが幸せだと思っていた。
でも、それを追いかけている間、いつも焦りや不安があったのです。
ママの言葉にハッとしました。
幸せは“未来の結果”ではなく、“今の感情”。
つまり、感じようと思えば、すでに手の中にあるということ。
営業にも通じる「足るを知る」感覚
スナックで学んだ“感じる幸せ”は、営業にもそのまま活かせます。
成果を求めすぎて空回りしていた頃は、顧客の笑顔さえ見落としていました。
けれど、小さな「ありがとう」を幸せとして受け取れるようになったとき、
成績も自然と伸びていきました。
スナックの常連も営業も、最終的には“人と人”。
相手の表情・空気・声色――
そこにある温かさを感じ取れる人こそ、信頼され、長く愛される。
「今」を味わうことが幸せの本質
スナックの夜はゆっくりと流れます。
ママがグラスを磨き、客がぼんやりと音楽に耳を傾ける。
そこに競争も比較もありません。
あるのは、“その場を味わう時間”。
私たちはよく、「いつか幸せになりたい」と口にします。
でも、ママの言葉を借りれば、
「幸せは“なる”ものじゃなく、“感じる”もの」。
日常の小さな瞬間――
お客様の「ありがとう」、家族との食卓、夜風の匂い。
それらを丁寧に感じ取れる心こそ、本当の豊かさなのだと思います。
まとめ:幸せは“今ここ”にある
スナックで学んだのは、幸せを探すよりも、感じ取る力を磨くこと。
未来にある“理想の幸せ”を追うよりも、
今ある関係・空気・ぬくもりに目を向けるほうが、人は満たされる。
ママの最後の一言が、今も心に残っています。
「幸せってね、笑ったときに『あ、今だな』って思える瞬間なのよ」
その一瞬を感じられる人こそ、本当に幸せな人なのかもしれません。

